2013年7月25日木曜日

菊池寛実記念 「智美術館」





5月末、広島での個展前。
東京の「菊池寛実記念  智美術館」からお電話をいただき、

今秋に開催される仮称ですが「現代の茶碗展」への出品依頼を受けました。

半泥子を軸に近代および現代の茶碗を展覧する企画に選んでいただきました。出品作者の名を見て、自分の名前が異物に感じるほどの人選です。


詳細はまた後日、お伝えしますが、この10年の軌道とこれからの岐路になる展覧会となることと思います。

10年前の茶碗



ちょうどこの頃、倒炎式単窯(通称イッテコイ)を作ったことで、

薪での焼成に拘りだしたころです。
時期を同じくして、ロバートイエリンさんと出会ったのもこのころ。
当時、酒器をおもに紹介されていて、僕にも声を掛けてもらいました。
そのなかで、ぐい呑をかなりの数を海外へ紹介していただき、
その流れで「茶碗らしきもの」を作ってイエリンさんに見てもらったのを憶えています。
なぜ、外国人であるイエリンさんに?みたいなことを聞かれたことがあるけど、僕にとっては異文化から見た「日本のやきもの」を見る眼を
信じたい気持ちでした。

そうした中で作った茶碗、「雫碗(しずくわん)」と名付けた茶碗は
ビギナーズラックのようなカタチで世に出ることに。



今日、東京上野の松坂屋で開催の「茶の湯の造形展」で再会してきました。





沫雪碗

2013年7月23日火曜日

茶の湯の造形展

島根県の松江市にある田部美術館が主催する
「茶の湯の造形展」今回30回を迎え、その記念展として
東京の松坂屋上野店にて明日7月24日から29日まで開催されます。

記念展ということもあり、第1回〜29回展の田部美術館所蔵の受賞作品も
展示されることになっています。

僕自身も21回展で受賞した「雫碗」が今回展示、ひさしぶりの
再会となります。

記念レセプションもあり、明日上京します。