2012年6月3日日曜日

パラミタ陶芸大賞展



三重県四日市市にあるパラミタミュージアムにて
今日から始まった第7回パラミタ陶芸大賞展の
オープニングに行ってきました。

早いものであれから一年経ちました、昨年とは違い、今年は
レセプションの最後列から拝見。
こういうふうに見えてたんやね〜って感じでした。

今回の6人の出品者もバラエティーにとんでいます、年齢差、技法、そして
昨年にはなかった性別の差も。
それぞれの作者は何に挑んだんでしょう、このなにかと物議を醸し出す展覧会な
だけに、心の奥まで見てみたいような感じがします。

この表現方法の違う中から一人選んで、って、思えば難しい選択ですよ〜

それでも多くのかたが見て、共感を得るものが票を獲得し、選ばれます。
投票期間は今日から24日まで、大賞発表は7月1日です。




今回一歩引いて見て思うのは、やっぱり美術館展示、って難しい、ってこと
でしょうか、陶芸の世界は、やはり基本は工芸というスタンスなわけで、
そのひとつの作品に対する「間」みたいなものがあると思うんです。
人の生活空間の中で育った「間」を美術館のような非現実的な空間に
置くとき、ただスケールを等倍しても、その「間」というのは決して
埋まらないのかな、ということでしょうか。
魅せたいがために大きく作る、というのもなにか違うような、、、。

工芸という枠を外してみたとしても、じゃあそれが純粋美術として
確立していけるのか、というのも日本の陶芸の位置づけなのではないかと
思ったりします。
このあたりは僕自身が作る立場の人間としても常々、考えてしまうところでもありますが。




自分自身の昨年今頃のブログを改めて見てたら、
充実してたな、と感じるし、たしかに楽しかったかな。
一年前の今日、レセプションの帰り道を思い出します。