2012年4月27日金曜日

時間列車

東京滞在中ですが、訃報が届きました。

京都の宮下善爾先生がお亡くなりになりました、、、 。
僕の実家近くにお住まいだったこともあり、僕自身が学校卒業後、
公募展などに 出品するにあたって、当時お話を伺ったこともあります。
 お人柄からか、多くお弟子さんもおられましたし、
 若い陶芸家から慕われていました、
僕なんかにも気さくに 声をかけていただたのを思い出されます。
 少し前に、お身体をわるくされているという話は聞いていたのですが、、、。

 今、高島屋での巡回展をされていて、その図録に掲載されている「時間列車」と名されてる挨拶文、
 自身の命の終息を覚悟されての文面に、壮絶な制作だったことを感じます。
 命の覚悟の作品、今の自分にどれだけの覚悟があるだろう?
「あいさつ」とされているけど、自身の人生に関わったあらゆる人への「わかれの言葉」。
 そんなふうに受け取りました。
 地元、京都での展覧会は終わり、今後、岡山、岐阜を巡回することとなっています。
 ご遺族の方々には失礼な言い方かもしれませんが、


 ひとりの陶芸家としての終え方に憧れさえ感じます。


 ご冥福をお祈りいたします。



 。