2012年1月11日水曜日

松の内

一夜明け、後かたづけなどをしながら今日は過ごそうかと。

展覧会で百貨店にいると、新年を一週間ほど過ぎたら、もうひな人形
などが登場し、正月など、どこか遠いところに行ってしまって、
僕の中では、もうすでに鯉のぼりが泳いでしまっているぐらいです。

搬入前に慌ただしく正月飾りをしたままだったので、床の間にある
鏡餅など、もう季節はずれ?てな感じ。
ということで、鏡開き。

とっととかたづけてしまおうと、うちの奥さんに「しめ縄飾りも、もうええやんな〜」
というと、「え、まだ早いんちゃうん」と。
松の内までは、なんていうけど、昔は15日までが松の内だったけど、最近は
七草がゆあたりの7日あたりまでが相場らしい。
ちなみにネットで調べてみると鏡開きも以前は20日だったらしいけど
最近は11日になってるらしい、なので今日でよかったみたい。
鏡餅を運んでいると、横で「ちょっと思ったんやけど、あのしめ縄、向きが
ちょっと変じゃない?」と。いまごろなにゆうてんねん、って感じで玄関の
しめ縄を見にいき、ハッと気がついた。

これまでは京都と行き来していたので、今まで京都の行きつけの花屋さんで
しめ縄をお願いしてました。舟形の綱を横に引いたものです。
藁を綱に撚ってあり、縁起物として穂先が左側にくると出船、
右側にくると入り船、なんて言います。

しかし、今年は引っ越しもしたし、まして個展前でバタバタだったので、
ちょっと手を抜いて適当なものを買ってきてもらって、付けました。
一応は舟形をリクエストして。
横位置に藁は編んであるけど穂先はなく、碗型に弛ませて舟形としてある、
はずであった。
でも、今日見て、気づいたのだが、その碗型が反対についている。
ようするに、「への字」に付いていたのです。
たしかに搬入に出かける間際に焦って付けて出てったけど、、、。


縁起物の出船や入り船なんてもんじゃない、転覆しとるちゅうねん!


今日片付けてしまおうかと思ってたけど、このまま片付けたら縁起悪いと思うから
本来の碗型の舟形に戻し、しばらく飾っておくことにした、、、。


今年の船出は九死に一生を獲た、難破船スタート。。。なのだ。






なのでうちの松の内は15日で。







2012年1月10日火曜日

帰り道

今日、姫路の山陽百貨店での個展を無事終えました。
新年2日からの少しばかり長い期間でした、
搬入は大晦日31日だったので年を跨いで、
ということもあり、日数よりも長丁場だった
感じがしています。

多くのかたに見ていただき、あたらしい出会いもさせて
いただきました。
まだまだ反省点はあるものの、充実感のある気持ちのいい
展覧会だったと思っています。

搬入日だった大晦日の夜、姫路からの帰り道、コンビニに寄ったら
店員の女の子に「よいお年を〜」と言われたのがとても感じよく印象的で、
あぁ今年も終わりなんやな〜なんてことを思いながら車を走らせたけど、
搬出日の今日、同じコンビニに寄ったら恵方巻のポスターが目立ってた。
なんか月日の経つのがマッハのスピードだったこの数日間でした。

このあと2月は21日から福岡の岩田屋三越で、4月26日からの池袋東武。
休む間なく、制作に入っていきます。

どうかこれからもご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。



2012年1月9日月曜日

姫路 山陽百貨店

新年早々の展覧会。
僕にとっては初めての試みです、展覧会自体は年明けになるけど、
仕事としては、年を跨いで、ということになります。


個展の依頼を受けたののは2年前になります、地方の百貨店ではあるけど、
僕の先輩がちょうどその前の年に展覧会をしたこともあって、その存在を
知っていたのですが、そうでなかったら知らずにいたかもしれません。

姫路駅前にある百貨店です。

今回とても充実感が漂っています、というのも、
僕が思う、作者とその作品を紹介していただく媒体としての美術画廊と、
そして、使っていただける方との一本の線みたいなものが見えているから
かもしれません。

作家として、都市部にあるメジャーな百貨店やギャラリーに目を向くのは
致し方ないと思います、でも、こういう地方の暖かみのある紹介のされ方というのは
作者として、発表の原点に還った気がします。


昨年、12月の中頃、僕を伴って、美術部の方が普段おつきあいのあるお客様のお宅へ
アポ無し訪問、僕はそういう経験がないので新鮮な体験でした。
2日間で40軒ほど。

個展が始まっても、少人数の美術の方の、積極的な作者紹介。
僕のような産地に属してなく、団体所属しない作者はとても紹介しにくにと思うのですが
言葉を選びながら、説明していただいています、

山陽百貨店の社長も幾度となく画廊に顔を出していただいています。

もちろん大手の百貨店やギャラリーを否定するのでは決してないのですが
この原点回帰したような感覚はとても新鮮。

作者は自身の思いをカタチにし、それを言葉で伝える人がいて、思いを受け取っていただく人がいる。
この一連のつながりを役割を持って果たしている感覚なのかもしれない、と思う。


山陽百貨店に限らず、僕を何年も辛抱をしながら展覧会をしていただいている某百貨店もあります。
少人数の男所帯のスタッフ、そういう思いに応えたいと常々思っているのですが、
まだまだ未熟です。


そういう意味でも正月早々、靴のソールがパカパカ捲れたのは
もう一度自身の足下をよく見ろという、神の啓示なのかもしれない。






2012年1月2日月曜日

正月早々。

正月早々、個展を開催させていただけることはホントにありがたいことです。



早朝、起きると雪、
姫路に向かうべく車に荷物を積み込んで走り出しました。
寝ぼけ眼で乗り込んだなのだろうか、一時間ばかり走ったところで、
「忘れ物ないかな〜」なんて、ふと考えたら、、、
「ベルトしてないやんか〜〜」と気付く。

正月ということもあり、慣れないながらもスーツを慌てて着て出たせいか
すっかり気が緩んでいた。
スーツを着て、ベルト無しではさすがに変やろう、ということで、
道途中のホームセンターが新年初売りの早めの開店に立ち寄り、ベルトを買う。
これで大丈夫!。

気を取り直して、いざ姫路へ〜〜〜〜。






山陽百貨店の近くの駐車場に車を停めて、降りた瞬間、今度は靴に違和感が、、、!

慣れないスーツには革靴ということであったけど、
見ると右側の靴の先がめくれてパカパカしてる・・・・・。
さすがに、個展会場で「作者です」と紹介されても、
靴の先がパカパカしてたら、作品紹介しても可笑しいでしょう。

と、いうことで前回搬入時に、たしか近くに百均ショップがあったと思い、
車を走らせました。
そして車を降りたところ、靴のソールが置いてけぼり、いわゆる全面剥離。
トホホ、、、。



強力両面テープを買い求め、張り合わすことに。

そして会場に。


朝一番に山陽百貨店の社長にお会いして、挨拶させていただくも、
気持ちはどこか右足のソールに・・・。


正月早々、とんだハプニングです。


一年の計と言うが、今年一年は足下に注意を、、ということだろうかと
考えます、
慣れないものを着たり履いたりすると駄目やね。



右足はこんなだったけど、左は、、、
とお考えでしょう、

もちろん時間差で左側も外れましたとも!
なので、両方両面テープと瞬間接着剤で貼り付けました〜〜。


なので明日は大丈夫です。




パカパカ修正した靴で皆さんをお待ちしています。



正月早々、、、、、。






2012年

あけましておめでとうございます。

新年も明けて二日目、今年は今日から10日まで姫路の山陽百貨店にて個展を開催いたしております。

怒涛のように年末が過ぎ去り、あっという間に今日初日を迎えました。

今年も一歩づつ前へ進めるように精進していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。