2011年7月6日水曜日

遠雷

夏がはじまる。

今年も半分が過ぎ去りました。
あまりにも加速度があるものだから、ゆっくり物を考えず
突き進んできたけど、ここへ来てすこし振り返れるような
感じがする。

特に今年はパラミタ展という自分の中では大きな山となる
展覧会に参加させてもらい、いい経験をさせていただきました。

僕たちの仕事は自ずと一人の世界に入りがちだけど、ふと立ち止まって
周りを見ると、自分の身体を多くの人が支えているのに気付く。
その支えがあってようやく一人の陶芸家として成り立っていられるのだと
あらためて、感じました。

パラミタ展にノミネートされ、感じたのはプレッシャーじゃなく
後押しだったということです、多くの方の応援でした。

自分自身の軌道においても、ひとつの岐路に立ったと思うし、
これから先、大きな波にも立ち向かえる力を与えられたのだと感じます。



遠くで鳴ってる、遠雷が清々しい風を運んで来るように、
僕の中にも新たな風が吹きこまれたように思います。