2011年7月11日月曜日

結果


第6回パラミタ陶芸大賞展の大賞発表式が本日
パラミタミュージアムにて行われました。

実は、出品者には数日前に通知があって、すでに和田的くんが
大賞を受賞したのは分かっていました、ただ発表式が7月10日と
なっていて、当日までは公表を控えてほしいとありましたので
伏せていました。

当然、結果報告には順位、票数を知らされておりますが、
個別得票数公表は作者への報告のみとなっていて、大賞以外は一般的には
公開されません。
それでも、僕自身、応援していただいた方、投票していただいた方を思うと
僕が大賞に次ぐ、次点。
2位だったということだけでも報告をさせていただきたいと思います。

今日を迎えるまでの数日、やはり大賞に届かなかった次点という位置に
すこし悶々とした感情が沸いてきて、応援していただいたみなさんに、
申し訳ないやら、情けないやらで、なかなか飲み込めない感情がふくれあがりました。
スポーツではない僕たちの仕事で敗北感を味わうことは
あまりないと思うのですが、正直、通知をもらって、開封した時点で
その思いに支配されました。
それでも、そこから解放されたのは、ごく親しい人にもらった言葉だったり
します。2位は「残念」じゃなく、「よかったやん」だったり「おめでとう」
だったり。
情けない愚痴になるようなメールを送りつけても、「大丈夫」と返してくれたり。

先日のブログにも書きましたが、僕ひとりではまったく成り立ってない
ことが、ほんとうによく分かりました。
今回この展覧会に参加させていただけたことは
大変意味のあることだったと、とても感じます。

それと、今回の出品者のみなさんにも、
感謝したいと思います。
それぞれの表現方法は違えども
やきものを原点とした美意識が大きな空間を支配したような展示になりました。
人間的にもとても尊敬できる人たちです。その空間のなかに
自分を配置できたということはとてもうれしいことです。

大賞を獲った和田くんも、人間性を含めて大賞に値するのかなと、
今日を迎えて思います。彼もまた、ただのイケメンではないね。
彼の素直な人間性は作品にも反映されてると思うし、
これからもどんどん活躍する存在だと思う、僕自身も彼からいい刺激を
もらいました。
彼は今日のためではないと言っていましたが、トレードマークの長髪を
バッサリ、より爽やかな好青年となって現れました。
表彰式での彼の挨拶があまりにも木訥としていて、後ろで聞いてた僕と
鈴木さんで、鈴木さんの質問コーナーをしようかと、相談するほどでした。
なにか、こう周りに愛される存在だとあらためて感じます。



今日で、一応は出品者としての役割は終了、あとは7月31日までは
作品が語ってくれるので、お時間のある方は是非ご覧いただけたら
うれしいです。

まだまだ語り尽くせないことがあるものの、ノミネートから結果発表まで
すこしづつでも伝えられることができたのならうれしいです。
また総集編でも書くかな。裏ネタとかで、、、。





何年か前、ある人が言ってました。
ひとりの陶芸家育てるのには、周りはずいぶん苦労をするんや。
君はそれを自覚しなあかんし、覚悟を持って望まんとあかん。
そうでないと応援できひんやろ、と。





今年の七夕。
次女ハルカのちいさな願いは
「お父さんが一等賞をとりますように」だった。





よっしゃ、さぁ次! 次に行こうー!