2008年10月26日日曜日

やきいも窯



11月8、9日の「咲月荘秋市」開催日に向けて、
以前窯を作ったときに出た半端なレンガを使って
やきいも窯をつくりました。こういうのを作っていると
また楽しいんです。
まず、土台をブロックで組み、耐火レンガを10枚敷きます。



その上に一段レンガを組みます、レンガの接着には耐火モルタル。
薪をくべる窓を作り、2段目を組む。






2段目を組んで上から見たところ。
四隅に細いレンガを置き、
鉄板(バーベキューコンロについていたもの)をそれに
引っかかるように置く。このとき密閉はしないで鉄板は
すこし小さめ。
ちなみに陶芸の窯をつくるときもそうですが、使う棚板の
大きさを決めて、炉内の大きさを決めます。
すると、レンガがどのぐらいの数使うかわかります。
今回のやきいも窯はこの鉄板の大きさがベースになってます。



3段目のレンガは熱を逃がしにくくするため横置きに。




土台のブロックを隠すためにブロックのまわりに石を組んで、安定感をだしてみました。



これで、おおむね出来た感じになりました。






やきいも窯のおおまかな形は先週の金曜日に仕事の合間をみて作ったのですが、
仕上げは週末、子供たちといっしょに作ることに。

そういうことで、うちの三姉妹参上。やる気まんまん。



一番上の段を楕円形に作るため、モルタルに砂を混ぜて練っている図。



こういう形にレンガを置いて、その隙間に砂を混ぜたモルタルを詰めていきます。
スコップでグイグイ。



モルタルを詰めたところに小さな石をつめて強度をつけておきます。
口の部分をこういう形にしておくほうが、
やきいもを中にほりこみたくなるかな?と思って楕円形に。
三人ともよくがんばってくれました。
土曜日にここまで仕上げて、モルタルをすこし乾かします。

いよいよ翌日曜日に試し焼きをします。



翌日朝から雨がシトシト、「秋市」の当日、雨のこともあるかも、
ということで試し焼きの演習することにしました。
上に小さなレンガで隙間をつくり、その上にトタンを置いて、
焚き口から薪をくべます。
もちろんイモは中に入っていますが、鉄板の上に、
いわゆる作品を焼くときに高台にメを置いた道具土や
素焼きのときにひびが入って本焼きまでに至らなかった失敗作などを
金槌で割ってイモの上に被せています。



一時間ほど火を入れて焼いていると、芋が焼けてくる匂いがしてきます。
焼けてるかな?と思って串を刺したときのプスっという感じがたまりません。



今回、こうして窯をつくってみて、
やっぱり芋は石焼き(厳密には石ではないけど)でやると
焼いている気分もふくめて味も格別。

焼けた芋を二つに割ったら、もうサイコーです。

三人ともビックリするほど食べてました。
秋はやっぱり食欲の秋かなぁ〜〜。