2008年9月17日水曜日

なんで




友人から和太守卑良さんが亡くなったのを聞いた。

発表するごとに、あらたなキャラクターで登場する演劇のような展覧会をできる人は
なかなかいない。日本経済のバブル期にあって、翻弄された感もありますが、
技術、思考、完璧な陶芸家だったと思います。
まだ64歳、これから円熟期を迎え、この時代に新たな境地に入った作品を
楽しみにしていたのになんで?という思いです。

いまから20年前に買った和太さんの著書「炻化音」、ひさしぶりに見て
なつかしく思ったのは、和太さんが使っていた道具がのっているのだが、
そのなかに「トンボ立て」があり、当時それを真似して作ったのを思い出した。
形はすこしちがうけど、今でもその「トンボ立て」は愛用している。

ブログ内に轆轤の写真を載せたけど、その右上に置いてあるのがわかる。

しかし、残念でならない。