2008年9月30日火曜日

うつわ屋めなみにて



明日より10月13日まで京都の「うつわ屋めなみ」にて個展をします。
本日、なんとか搬入を終えて、明日を迎えるまでになりました。

今回は器屋さんということもあり、粉引の食器なども多く出品しています。
最近の粉引は以前の青みがかったというより、赤みがかった感じにしあげました。
秋ですからね。


うつわ屋めなみのホームページ
http://www.k5.dion.ne.jp/~menami/

2008年9月28日日曜日

海外からの訪問



先日、篠山の工房へ海外からのお客様が来られた。
ルーシー・リーの作品を数多くコレクションされている
ポール・F・ダウアーさん、コレクターでもあり、
やきものについての出版物などに執筆するライターでも
あります。写真に写っている真ん中のアメリカンサイズの
彼、その左となりは奥様。右に映っている方は篠山でやきものを
しているピーター・ハーモンさん、彼はもう20年以上「白磁」
を中心に伝統工芸展などで活躍しています。
日本人以上に日本人です。以前、ルーシー・リーの展覧会を信楽で
開催したとき、講演のためにきたポールさんの通訳をしたのがきっかけ
で交遊を深めたようです。
ボクの作品も2点ほど持ってもらっているポールさんは、今回の日本滞在中に
会ってみたいということで、わざわざ来ていただきました。

しかしルーシー・リーの作品を何十点と持っているなんて、すごい。

2008年9月21日日曜日

うつわ屋めなみ



「秋から春 うつわ屋めなみ リレー展」
10月1日(水)〜13日(月)まで京都北区にある「うつわ屋めなみ」にて
個展をします。
今回はうつわ屋さんということもあって、ふだん使いできる食器を中心に展示
します。ただいま最後の追い込み中!!

2008年9月17日水曜日

なんで




友人から和太守卑良さんが亡くなったのを聞いた。

発表するごとに、あらたなキャラクターで登場する演劇のような展覧会をできる人は
なかなかいない。日本経済のバブル期にあって、翻弄された感もありますが、
技術、思考、完璧な陶芸家だったと思います。
まだ64歳、これから円熟期を迎え、この時代に新たな境地に入った作品を
楽しみにしていたのになんで?という思いです。

いまから20年前に買った和太さんの著書「炻化音」、ひさしぶりに見て
なつかしく思ったのは、和太さんが使っていた道具がのっているのだが、
そのなかに「トンボ立て」があり、当時それを真似して作ったのを思い出した。
形はすこしちがうけど、今でもその「トンボ立て」は愛用している。

ブログ内に轆轤の写真を載せたけど、その右上に置いてあるのがわかる。

しかし、残念でならない。

2008年9月10日水曜日

辻村塊 展



大阪 ギャラリー縄での「辻村塊展」の案内状です。
辻村塊さんのDMをつくるのは、これで3回目となる、
ボクのなかで、彼の躍動感のある作品からくるイメージがあって、
一貫して赤い色を使っている。勝手なイメージだけど。

オーナーの尾崎さんのコメントーーーーー
辻村塊さんの焼物を見ていますと爽快感が伝わってきます。
自然に恵まれた環境に生まれ育ち、今日も同様の生活の中で
制作されているからかも知れませんが、それ以上に
辻村 塊さんの、天性持って生まれた造形感覚の良さから
造り出されているように思います。
今の焼物の中では、それは意外に希少なことです。

9月19日(金)〜27日(土)

2008年9月5日金曜日

今日の一句



もうかれこれ18年前、俳句を嗜んでいる人と出会った。
ボクが25のころである、そのころはいまいち、その趣味に同意できない
ところがあったが、今ならその風情とか、奥行きとか、なんとなくわかる。
わかる、というか、気づかされたという感じ。
と、いうのも、最近厚意にしていただいている方が俳人でもあり、
先月からWEBで今日の一句というのを取り上げて執筆している。
これが、軽快で楽しく拝見できる。
若いから飲み込めなかったものが、この年齢になると心地よく胸を通る。
そんなこと、ってたくさんある。

http://sendan.kaisya.co.jp/index.html

2008年9月4日木曜日

丹波焼三人展



むかしからデザインするということが好きで、小さい頃から電車やバスの路線図、
地図、ロゴデザインなんかを興味をもって見てました。そんなこともあって、
展覧会の案内状も、個展、グループ展にかかわらず、自分が関係しているものは
DMデザインに関わっていました。当時はまだ版下というのを作ってもらうの
ですが、ダイレクトにイメージが伝わらないから、まあ、なんとなく、って
感じでやってましたけど。
最近はPCで細かいところまで、自分で作っていけるので、念願叶って、と
いう感じでしょうか。前にも書いたけど、自分のDMを作りたいから方法を
教えてもらって始めました、どんなものでもそうですが、自分の思うものを
作ろうと思うとトレーニングが必要。
そのために、ギャラリーのDMを年間通して作らせてもらってて、これが
とても鍛えられている。何ごとも普段のトレーニングが大切である。

今回の案内状は「丹波焼三人展」神戸大丸で9月17日から始まります。
写真も自分で撮ったので、ある意味レイアウトしやすかった。
サイズはA4

丹波中堅どころの三人展、よかったら見てあげてください。

2008年9月3日水曜日

轆轤



昨年あたりからの個展ではめっきりロクロ成形の作品が少なくなりました。
先日のギャラリー縄での個展でも一種類だけ、春の池袋東武でも同様、
これは、最近手がけている「灰赫陶」のシリーズでは手びねりによる成形の
方が「赤」に合っているため、ほとんど手びねりで作っています。
ま、これはイメージが原始土器であるのと、ボクの中にあるフォルムが
アンシンメトリーなので、成形方法が手びねりとなっています。

だからといってロクロをまったくしない、というのもなんなので
10月にある「うつわ屋めなみ」での個展では器屋さんということもあって
日常食器としての器をロクロ成形で作っています。
いいのもが焼けたら持って行く予定をしています。